3代目の新原進也さんはもともと体育教師になるつもりでした。しかし太陽国体直後で体育科の採用がなく、どうしようかと思っていたところ、先代である父仁次郎さんに静岡に行ってみないかと勧められ、着いた先が茶の試験場だったことから茶の仕事を継ぐことになったのだそうです。
進也社長は去年のバレンタインに、くも膜下出血で倒れました。幸い回復することができましたが、手術で意識を失っている間に、家族が大騒ぎで話し合いをして、息子さんが4代目を継ぐことが決まりました。まさに「知らぬ間」に跡継ぎが決まったわけです。
大病をしていろんなことを考えさせられ、学びました。その結果今まで以上に体調管理に気をつけるようになりました。根を詰めず、気分が優れないときはすぐに休みを取るようにしておられます。
体を動かすことが好きで昔はゴルフをやっていたそうですが、今は小学生のソフトボールスポーツ少年団の監督を任され子供たちを引っ張っています。
新原製茶は昭和25年に創業、同時に株式会社を設立しました。荒茶を自社の工場で加工していて、主に卸をおこなっています。