社長の赤崎正博さんは日本茶インストラクターの資格を取得している。ペットボトルではなく急須を使った「ちゃんとした」お茶のことにを子供達に伝えたいと、近所の松原小学校などで指導をしている。子供達は甘いものが好きだ。お茶の苦みを受け入れてもらえないこともある。それでも少しでもお茶に親しんでもらおうと、抹茶ソフトクリームや麦茶もたくさん店に置いている。若い世代にお茶の興味を持ってほしいと願っているのだ。 お店では同じ値段を維持したい。商品の安売りや、値上げを極力しないことがモットーだ。お店は奥様も一緒に経営。奥様は地元のテレビ局のCMに出たことがあると自慢する。昔は社員が多数いたのだが、今は奥様と22年パートとして働いてくれている方と店を経営している。「22年ですよ、もう家族同然なんです」とほがらかに語ってくれた。
昭和23年3月に川辺郡知覧に赤崎製茶を設立。29年8月に鹿児島市内に進出、ナヤ通りに小売店「知覧茶園」を開店しました。42年2月に有限会社知覧茶屋本店を設立し卸部門を分割、本店を鹿児島市新町に移しました。その際ナヤ通り店は個人商店として残しましたが、49年4月に赤崎商事株式会社を設立してナヤ通り店を法人化しました。42年の法人設立時、資本金は50万。県内大手のスーパーなどにも卸していました。当時焼き物屋に網付きの急須が無く、小売店に急須を置くと売り上げの半分を急須が占めていた時期も有りました。49年6月に赤崎商業株式会社と有限会社知覧茶屋本店を合併と同時に社名を株式会社お茶の知覧茶屋に変更しました。
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