【かごしま茶】鹿児島県茶商業協同組合

社長の堀口常弘さんは情熱的に話をされます。23歳から37歳まで小売り大手の伊藤園に勤務。37歳の時に堀口園を創業されました。志布志地区のはたかん事業を通じて、一大食料供給地を作るのだという情熱に燃えています。生産者にとっては、契約栽培で経営を安定させてもらい、販売の方は、ペットボトルとリーフの両立で安定経営を目指します。苦労しているのは品質の安定、これはとても難しい。大手企業は製品の品質安定を求めていますので、ロットを大きくすることで仕入れ時の品質を吟味し、味と香りのバラつきを抑えます。荒茶に関してはブレンドすることによって、品質の安定をはかっています。奥様の京子常務は、茶処静岡出身で大手企業のサイト、茶畑日記で鹿児島と静岡の情報がうれしいですよ。取材で芸能人もよく訪ねてくるのですよと楽しく話してくれました。

作業衛生については貴金属、香水なども含め、常に細かくチェックしています。環境と品質のISO認可も取得しました。

株式会社堀口園は昭和61年4月にお茶の堀口園として創業。62年3月4日に法人を設立、有限会社に改組。平成11年1月23日に株式会社に改組しています。
弟さんが経営する茶工場は経営はそれぞれ別ですが、堀口グループとして茶園220町歩と3つの茶工場を持ち、そのうち新工場は茶葉5,000kg/時間当たりの加工処理能力を持っている。社内に成分分析機をそなえ、感覚と両立させ、品質向上、品質安定化に努めています。