ホーム»鹿児島茶の特徴
温暖な鹿児島県においては、全国にさきがけて、茶の生産がはじまり、走り新茶として全国各地の消費者に愛用され、また南国特有の香味は若者にも好評を得ている。
茶産地の健全な発展を図るため産地の地帯区分を明確にし、これに基づき地域に適応した生産方法をすすめています。
地帯区分は、気候が温暖で走り新茶を生産する温暖早場地帯と機械化により良質茶を大量かつ低コストで生産する畑作平坦地帯、冷涼な気候を生かして上級茶を生産する山麓傾斜地帯となっています。
温暖(平均気温おおむね18度以上の無霜地帯)な熊毛、および薩摩・大隅南部沿岸地帯においては、「早出し新茶」に重点がおかれ、3月下旬から4月にかけて香りの高い新茶が生産されています。
経営規模の大きい中南部畑作平坦地帯では、うねの長さを長くとり、乗用型管理体系による良質茶の低コスト生産がすすめられています。
うね・・・植えられている茶の木の列のこと
気象条件が冷涼な山間・山麓なたは河川流域など、比較的耕地のせまい地帯では、集約的かつ高度な技術をもって、上級茶の生産がすすめられています。